2021年4月編:売れた商品の成功事例と失敗事例

成果報告(毎月の総括)

こんにちは、鷹ノ目です。

先月の成果報告での予告した通り
今回からは、ちと趣向を変えます。

実際に売れた商品を例にして

  • どんなことを考えて仕入れて
  • 何を判断材料に価格を設定して
  • どうやって売り切ったか?

このあたりを解説していこうかな、と。

狙い通りにうまくいった事例はもちろん
当てが外れた失敗事例も取り上げるので
ちょっと恥ずかしいんですけどね^^

「自分だったらどうするかな?」

そんなふうに考えながら見てもらえると
比較できて面白いかもしれません。

では早速、参りましょう!

第二次世界大戦 傑作機コレクション

まずはこの商品から。

第二次世界大戦傑作機コレクション 4号 (中島 一式戦闘機 隼) [分冊百科]
(モデルコレクション付) (第二次世界大戦 傑作機コレクション)
ASIN: B01CSYJO66

ディアゴスティーニの商品ですね。

雑誌コーナーを見ている際に
1つだけ箱付きの分厚く目立ったものが
あったのでリサーチしました。

付録がついているものはとりあえず
調べるというのは古本・雑誌せどりの
基本中の基本ですよ。

keepaでチェックしてみると・・・

  • ・Amazonでは「在庫切れ」
    ・1908円で2月27日に売れている
    ・新品は2.035円
    ・レビューがあり、マニアが買ってそう。

ギザギザがまったくないんですが
これは在庫切れだからですね。

keepaの期間を1年にすると
過去にはそこそこ売れていることが
わかりました。

ライバルが一人もいなかったので
「ちょっと冒険してもいいかな?」
そんな感じですね。

過去に1,900円近くで売れた履歴もあり
その付近の価格で出品すれば案外すぐに
売れるのでは?と判断しました。

結果

370円で購入。価格は1,890円に設定
→3月6日出品後、3月30日に売れました。

keepaを見ると3月30日に売れた
履歴は反映されてないんですよね。

こういうのはライバルがわからない、
自分だけが知っているデータになります。

ぐふふ。

デアゴスティーニについてはCMを見て
知っている人も多いと思います。

付録を目当てに創刊号を買わせた後、
コレクション欲を刺激して
定期購入させるというビジネスですよね。

コレクションをすべて揃えるころには
えげつない金額を使わされているという
気づくと怖いビジネスモデルです^^

こういうビジネスモデルである以上、
商品化する前には徹底的にリサーチを
しているはずなんですね。

  • どんなマニアがいるか?
  • そのマニアはお金をもっているか?
  • どんな付録を付けてコレクター欲をくすぐるか?

今回の商品は戦闘機マニア向けです。

つまり、お下品な言い方をすると
「戦闘機マニアは金になる!」
デアゴスティーニはそう判断したってことです。

マニアが惜しげもなく
お金をつぎ込むというのは
ご承知のとおり。

それを考えると、

「戦闘機を特集した雑誌やムック本の
なかには、プレミア化しているのも
あるんじゃない?」

自然とそういう仮説にたどり着きますよね?

これ実際、調べてみてほしいんですよ。

戦闘機、戦車、空母etc…

どえらいことになってますから!

月刊アクアライフ

月刊アクアライフ 2021年01月号 2021年アクアリウム超図鑑800 ★特別付録★2021年特大両面ポスターカレンダー
ASIN: B08P4HHPHP

アクアライフは熱帯魚や観賞魚が
好きな方が買う雑誌です。

比較的ブックオフでよく見る雑誌
だと思いますがどうですかね?

これまでの経験上、〇〇の飼い方系は
見かけたら必ずチェックしてます。

この雑誌もそうして見つけた1つです。

keepaでチェックしてみると・・・

  • ・1月号はカレンダーとかポスターが付くので需要高い
    ・残念ながら付録なしなので「可」
    ・付録ありは最低4500円以上と高い(4月1日時点)
    ・とはいえ、3月9日からほぼ1カ月売れてない(4月1日時点)

こんな状況でした。

付録アリの価格が高騰している印象があり
それが原因で1カ月近く売れてない状態を
作っているのでは?

そう感じました。

1月号の内容は800種を載せた図鑑です。

おそらくマニアの方々はそれだけでも
十分な価値を感じるはずですよね?

そうを考えると、ポスターいらないから
雑誌本体だけもうちょっと安くしてよ!

そんな読者がいると思ったんですね。

付録なしの「可」でもライバルと比べて
ガクンと価格を落とせば売れるのでは?

そう考えました。

過去(3月6~7日)に2,980円で
出品されていてすぐ売れているので
その価格にあわせました。

結果

570円で購入。価格は2,980円に設定
→出品後わずか2日で即売れ。

完全にこちらの読み通りでした^^

100分 de 名著

お次は失敗例です。

値段の設定をへマリました。

ダーウィン『種の起源』 2015年8月 (100分 de 名著)
ASIN: 4142230530

100分 de 名著はプレミア化している
タイトルをピンポイントで覚えるのが
おすすめです。

たくさんのタイトルがあるんですが
プレミア化しているのは限られてますから。

keepaでチェックしてみると・・・

  • ・波形を見ると売れていることはわかる。
    ・ただ、いくらで売れているかが読みにくい。
    ・状態は非常に良い。

これは是非、keepaで見てほしいです。

ランキングのギザギザをみれば
この雑誌が売れていることはわかります。

ただ、いくらで売れそうなのか?
それがすごくわかりにくいんですよ。

ちなみにいくらで売れそうかなのか
わかりやすいkeepaの波形はこんなの↓

こんなときはとりあえず値段を高めに
設定して様子を見ながら落としていく。

そんな作戦でいきます。

で、実際に僕がどうしたか?というと
コンディションは「非常に良い」で
3,480円で出品しました。

誤算

Amazonに受領されたのが2月7日。

それから3月2日まで1カ月近くずっと
売れてないことがkeepaのグラフから
わかると思います。

この間に価格が一気に下がったんですね。

僕もライバルに追随して2月18日に2480円、
3月2日には1480円まで値下げました。

やけっぱちですよ、もう。

で、面白いのが一斉に値段が下がった
3月2日から売れ出しているんですよ。

3月2日~4月8日の1カ月はうってかわって
波形が動いてるのがわかりますよね?

僕も4月6日に1,480円で売れました。

で、売れた後になって改めて考えたんですが
やっぱり値段を下げすぎましたよね…

もうちょい我慢して踏みとどまるべきでした。

今思うのは、ダーウィン「種の起源」は
1790~1980円ぐらいが適正価格かな、と。

今また価格が上昇傾向にあるんですが、
僕は2,000円を超えると、この雑誌は
売れにくいんじゃないかなーと思っています。

まぁ、ライバル次第ですけどね。

今月のまとめ

いかがでしたか?

この雑誌はこんなことを考えながら
仕入れたなー、価格設定したなーと
思い出しながらの投稿になりました。

なかなかおもしろかったです。

せどりにおいて事前のリサーチは
予習という意味でもすごく大切です。

しかし、今回の記事のように

  • 狙いどおりにうまく売れたかどうか?
  • うまくいかなかったとしたら何が悪かったのか?

しっかり復習することも大事だと思います。

これからしばらくは僕自身の反省と
復習を兼ねて成功事例と失敗事例を
解説する記事を上げていこうと思います。

来月また楽しみにしていてくださいね。

今回はここまでです。

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