こんにちは、鷹ノ目です。
先月の成果報告での予告した通り
今回からは、ちと趣向を変えます。
実際に売れた商品を例にして
- どんなことを考えて仕入れて
- 何を判断材料に価格を設定して
- どうやって売り切ったか?
このあたりを解説していこうかな、と。
狙い通りにうまくいった事例はもちろん
当てが外れた失敗事例も取り上げるので
ちょっと恥ずかしいんですけどね^^
「自分だったらどうするかな?」
そんなふうに考えながら見てもらえると
比較できて面白いかもしれません。
では早速、参りましょう!
第二次世界大戦 傑作機コレクション
まずはこの商品から。
(モデルコレクション付) (第二次世界大戦 傑作機コレクション)
ASIN: B01CSYJO66
ディアゴスティーニの商品ですね。
雑誌コーナーを見ている際に
1つだけ箱付きの分厚く目立ったものが
あったのでリサーチしました。
付録がついているものはとりあえず
調べるというのは古本・雑誌せどりの
基本中の基本ですよ。
keepaでチェックしてみると・・・
ギザギザがまったくないんですが
これは在庫切れだからですね。
keepaの期間を1年にすると
過去にはそこそこ売れていることが
わかりました。
ライバルが一人もいなかったので
「ちょっと冒険してもいいかな?」
そんな感じですね。
過去に1,900円近くで売れた履歴もあり
その付近の価格で出品すれば案外すぐに
売れるのでは?と判断しました。
結果
→3月6日出品後、3月30日に売れました。
keepaを見ると3月30日に売れた
履歴は反映されてないんですよね。
こういうのはライバルがわからない、
自分だけが知っているデータになります。
ぐふふ。
デアゴスティーニについてはCMを見て
知っている人も多いと思います。
付録を目当てに創刊号を買わせた後、
コレクション欲を刺激して
定期購入させるというビジネスですよね。
コレクションをすべて揃えるころには
えげつない金額を使わされているという
気づくと怖いビジネスモデルです^^
こういうビジネスモデルである以上、
商品化する前には徹底的にリサーチを
しているはずなんですね。
- どんなマニアがいるか?
- そのマニアはお金をもっているか?
- どんな付録を付けてコレクター欲をくすぐるか?
今回の商品は戦闘機マニア向けです。
つまり、お下品な言い方をすると
「戦闘機マニアは金になる!」
デアゴスティーニはそう判断したってことです。
マニアが惜しげもなく
お金をつぎ込むというのは
ご承知のとおり。
それを考えると、
「戦闘機を特集した雑誌やムック本の
なかには、プレミア化しているのも
あるんじゃない?」
自然とそういう仮説にたどり着きますよね?
これ実際、調べてみてほしいんですよ。
戦闘機、戦車、空母etc…
どえらいことになってますから!
月刊アクアライフ
ASIN: B08P4HHPHP
アクアライフは熱帯魚や観賞魚が
好きな方が買う雑誌です。
比較的ブックオフでよく見る雑誌
だと思いますがどうですかね?
これまでの経験上、〇〇の飼い方系は
見かけたら必ずチェックしてます。
この雑誌もそうして見つけた1つです。
keepaでチェックしてみると・・・
こんな状況でした。
付録アリの価格が高騰している印象があり
それが原因で1カ月近く売れてない状態を
作っているのでは?
そう感じました。
1月号の内容は800種を載せた図鑑です。
おそらくマニアの方々はそれだけでも
十分な価値を感じるはずですよね?
そうを考えると、ポスターいらないから
雑誌本体だけもうちょっと安くしてよ!
そんな読者がいると思ったんですね。
付録なしの「可」でもライバルと比べて
ガクンと価格を落とせば売れるのでは?
そう考えました。
過去(3月6~7日)に2,980円で
出品されていてすぐ売れているので
その価格にあわせました。
結果
→出品後わずか2日で即売れ。
完全にこちらの読み通りでした^^
100分 de 名著
お次は失敗例です。
値段の設定をへマリました。
ASIN: 4142230530
100分 de 名著はプレミア化している
タイトルをピンポイントで覚えるのが
おすすめです。
たくさんのタイトルがあるんですが
プレミア化しているのは限られてますから。
keepaでチェックしてみると・・・
これは是非、keepaで見てほしいです。
ランキングのギザギザをみれば
この雑誌が売れていることはわかります。
ただ、いくらで売れそうなのか?
それがすごくわかりにくいんですよ。
ちなみにいくらで売れそうかなのか
わかりやすいkeepaの波形はこんなの↓
こんなときはとりあえず値段を高めに
設定して様子を見ながら落としていく。
そんな作戦でいきます。
で、実際に僕がどうしたか?というと
コンディションは「非常に良い」で
3,480円で出品しました。
誤算
Amazonに受領されたのが2月7日。
それから3月2日まで1カ月近くずっと
売れてないことがkeepaのグラフから
わかると思います。
この間に価格が一気に下がったんですね。
僕もライバルに追随して2月18日に2480円、
3月2日には1480円まで値下げました。
やけっぱちですよ、もう。
で、面白いのが一斉に値段が下がった
3月2日から売れ出しているんですよ。
3月2日~4月8日の1カ月はうってかわって
波形が動いてるのがわかりますよね?
僕も4月6日に1,480円で売れました。
で、売れた後になって改めて考えたんですが
やっぱり値段を下げすぎましたよね…
もうちょい我慢して踏みとどまるべきでした。
今思うのは、ダーウィン「種の起源」は
1790~1980円ぐらいが適正価格かな、と。
今また価格が上昇傾向にあるんですが、
僕は2,000円を超えると、この雑誌は
売れにくいんじゃないかなーと思っています。
まぁ、ライバル次第ですけどね。
今月のまとめ
いかがでしたか?
この雑誌はこんなことを考えながら
仕入れたなー、価格設定したなーと
思い出しながらの投稿になりました。
なかなかおもしろかったです。
せどりにおいて事前のリサーチは
予習という意味でもすごく大切です。
しかし、今回の記事のように
- 狙いどおりにうまく売れたかどうか?
- うまくいかなかったとしたら何が悪かったのか?
しっかり復習することも大事だと思います。
これからしばらくは僕自身の反省と
復習を兼ねて成功事例と失敗事例を
解説する記事を上げていこうと思います。
来月また楽しみにしていてくださいね。
今回はここまでです。
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